スーパーで働くおばさん、スーパーウーマンこと
けチェッカーです。
こんばんわ。
チェッカー、それはレジ係。
お買い上げ商品を会計するのが仕事のはず。
それが!!
チェックアウトの最中にタイムサービスの放送が入った。
予告なしのタイムサービスは
どの部門で何をどれだけ安くするのか、
従業員すら知らされていない。
お客様は聞いた。
「今、何だって?」
え?悪いけど聞いてなかったっす。
だって、聞いたところで買えないもん。
動揺する私を尻目にお客様は続けた。
「野菜が何とかって言ってなかった?」
「ちょっと聞き取りにくかったですね」
と答えるのが精一杯
あんさ、
スキャニング中は音に注意してミスを防ぐ手法も使ってるわけで、
聞いちゃいないのよ、
タイムサービスの放送なんて。
「ちょっと見て来て」
お客様は事もなげに言うけど、
後ろに続く列を見てますの?
みなさん、待ってるんですけど?
しつこく食いさがるから走りますた!
今日に限って青果コーナーから一番遠いレジだったけど。
青果コーナーで
「今のタイムサービス、ここ?」
青果の人は言った。
「いや、うちじゃないよ。」
私同様、タイムサービスの放送なんて聞いちゃいないようだ。
ひとっ走りして隣の鮮魚コーナーで
「今のタイムサービス、ここ?」
鮮魚の人は言った。
「えー?、ここじゃないよ。」
私同様、タイムサービスの放送なんて聞いちゃいないようだ。
またひとっ走りして、その隣の精肉コーナーで
「今のタイムサービス、ここ?」
精肉の人は言った。
「違う違う。」
私同様、タイムサービスの放送なんて聞いちゃいないようだ。
じゃあ、どこでタイムサービスやってんだー!?
と、その時、
半額シールの貼られたコロッケが目に入った。
一目散に自分のレジに戻り
お客様に報告申し上げた。
「タイムサービスはコロッケでした。」
あっさり!
いとも簡単に!!
「じゃあ、いいわ」
いい加減にしやがれ
と、言いたいのをこらえて頑張りました。
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